« 我慢するとは? | トップページ | 「自立」の意味 »

散歩にて

うす曇りの寒い午後、
デイサービスに通うBくん(難聴・重度知的障害)を連れ、
散歩に行った。

Bくんとのコミュニケーションは手話と指文字そしてゼスチャーである。

彼は視覚障害者用の点字ブロックや
しましまでオレンジ色の路側帯、電柱に巻かれた、黄色と黒の帯に
かなりこだわりを持ち、その先に見えるや否や、一目散でダッシュし、
まず触り、感触を確かめ、私に手話で「丸い」「四角い」「長い」などと
報告して次を目指す。

そのときのBくんはすごく嬉しそうだ。

1時間が来ようとした頃、雨が降ってきてしまった。
たいした雨ではないだろうとタカをくくって歩いていたが、
ジャンパーには大粒のしみがたくさん出来て、
さすがに、

「これはまずいかも」

慌てて、事務所に電話をかけ、事務員さんに迎えにきてもらう。

気持ちの切り替えがうまくできないBくん、
頭をぱんぱん叩き始め、帰ろうと促す私に必死に抵抗する。

むりやり連れて帰るのは避けたかった。
わだかまりができるから。
本人にきちんと納得してもらわないと、いけなかった。

Bくんごめん。
こんどはちゃんと準備してから行こう。


|

« 我慢するとは? | トップページ | 「自立」の意味 »

障害児者福祉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/532354/10270329

この記事へのトラックバック一覧です: 散歩にて:

« 我慢するとは? | トップページ | 「自立」の意味 »